第248号 その2 | 低気温のエクスタシー・ハードバージョン

第248号 その2

以下は例によって見出しのみ紹介。あらためてくわしく取りあげる可能性多少あり→



☆ 孫娘はなぜイラクへ パラオの戦中派に影落とす【東京新聞】
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/1019.html

 イバウさんはその後、十二人の子どもをもうけた。そのうちの五女が米国アリゾナ州に渡り、そこで孫娘が生まれた。ジャスミン・アンドレスさん(21)だ。

 ジャスミンさんはアイダホ州の短大を卒業後、米陸軍に入隊した。

 イバウさんは「今年四月にパラオに来たとき『何で米軍に入ったの』と聞くと『軍隊に入ったらただで勉強できるから』と言っていた。女の子が銃を持つなんて信じられない」と話す。

 ジャスミンさんは七月にイラクへ派遣され十月に電話をかけてきた。「どんな任務か言えないけど、バグダッドでテントを張って住んでいると話していた」

 「幼いころからジャスミンに戦争時代のことは話してきた。イラクではたくさんのお母さん、子どもたちが逃げまどっている。ジャスミンにはその苦しみが分かるでしょうか。そう思うとあまりにも悲しい」





☆「補助金削減案」撤回も、三位一体改革で全国知事会 [読売新聞]
http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/788.html

全国知事会は22日、「三位一体対策会議」を開き、近く示される三位一体改革に関する政府・与党案が、地方の意に反する場合は、地方がまとめた補助金削減案を撤回する方針を決めた。




☆小泉政権「一寸先は闇」の政局【日刊ゲンダイ】矢野絢也の永田町一刀両断
http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/782.html

イラクのサマワは、ロケット弾が自衛隊駐屯地に着弾し、コンテナを貫通するなど、首相自身、「予断を許さない」と言うほど、治安情勢が急激に悪化している。官邸はどうするつもりなのか。
 官邸側近は「派遣延長を決めるにあたって、首相は土壇場まで追いつめられている」と言いながら、「首相は計算しぬいている。さっさと派遣延長を決めてしまえば、世論は仕方ないと落ち着くはず」と楽観論を口にした。



☆武部幹事長、また言っちゃった 「創価学会員も正月は神社に参拝する」 【日刊ゲンダイ】
http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/791.html

武部幹事長がまた失言をやらかした。20日午後、北海道釧路市での講演で、靖国参拝に対する中国の対応に関してこう発言したのだ。

「靖国参拝するなら(中国首脳が)会わないというのはおかしい。内政干渉だ。日本では共産党員も創価学会員も、正月になれば神社に参拝する。どんな悪いことをした犯罪人も、亡くなったら仏様になるのが日本の文化だ」

これは明らかに事実誤認。創価学会では日蓮正宗以外は『邪宗』であり、神社や他宗のお寺への参拝を認めていない。

「学会員は正月三が日には全国の創価文化会館の新年勤行会に行くのが通例。神社への初詣はしません。かつては学会員の子弟は修学旅行でも神社仏閣の観光には行かなかったものです。」

しかも、公明党・創価学会は小泉首相の靖国公式参拝を批判し、国立墓地の創設を主張してきた。日中関係を築いてきた自負もあるから、武部発言が神経を逆なでしたことは間違いない。

武部は小泉への忠誠心として中国批判をしたかったらしいが、また一つ失言録を増やした。





☆「やめたら中国に屈する印象を与える」武部幹事長、靖国参拝で [産経新聞]【子供か戦前の軍幕僚のような理由付けだね(笑】
http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/785.html

自民党の武部勤幹事長は22日夜、中国の胡錦涛国家主席が小泉純一郎首相に靖国神社参拝の中止を求めたことに関連し「(参拝の)考えを変えるようでは中国の言い分に屈するという印象を与える。おそらく(参拝を)続けるだろう。胡主席に言われたからと言って参拝をやめることにはならない」との見方を示した。




☆靖国参拝、首相「これからは質問あっても触れない」 [読売新聞]【優柔不断なのか駄々っ子なのか
http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/787.html

21日の胡錦濤国家主席との日中首脳会談に関連し、胡主席が中止を求めた首相の靖国神社参拝に関して、「これからは(参拝に行く、行かないについて)どんな質問があっても触れないことにした。日中関係は靖国問題だけではない。それ以外の大事な問題がたくさんある。対立する問題だけを取り上げても仕方ない」と述べた。首相はこれまでは来年以降の参拝継続を明言してきた。



☆「総務省が報告を妨害」 米技術者が慰謝料求め提訴
http://www.asyura2.com/0406/it06/msg/822.html

住民基本台帳ネットワークへの侵入実験について東京都内のセミ
ナーで報告する予定だった米国人技術者イジョビ・ヌゥワーさん(
24)が「総務省から事前に内容改変を要求され、発表中止に追い
込まれた」として、国に三千万円の慰謝料支払いを求める訴訟を二
十二日、東京地裁に起こした。



☆Ejovi Nuwere さんの「住基ネット」に関する技術報告が総務省によって不当に中止された問題について
http://www.asyura2.com/0406/it06/msg/823.html





☆都市再生機構の欠陥マンション、構造計算書を「紛失」 [読売新聞]
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/1042.html

独立行政法人・都市再生機構(旧都市基盤整備公団)が東京都八王子市で分譲したマンション群の欠陥問題で、建物の構造に関する基本文書で永久保存の「構造計算書」を住民から示すよう求められた機構が、その一部を「紛失した」とし、新たに作成した計算書にも2回にわたって誤った数値を記載していたことが22日、分かった。




☆中国の海外就業者53万人 (約20億ドル分)将来の増加に含み【東京新聞】
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/1033.html

21日の新華社電によると、中国・労働社会保障省の王東進次官はこのほど、2003年末時点で海外で就業している中国人の総数は52万5000人に上り、約20億ドルを稼ぎ出していることを明らかにした。

王次官は、中国では毎年2400万人が仕事を探しているうえ、農村には1億5000万人の余剰労働力があるとして、海外での就業は雇用圧力の緩和につながる面があると述べた。

 ただ、フィリピンやメキシコが800万人もの海外労働者を送り出しているのに比べ、中国の53万人弱という水準は国際労働市場の1%にも満たないとして、今後大きく伸びる可能性を指摘した。



☆西側の報道は憶測、体外向け会場に掲げられた肖像画 [朝鮮新報]【金正日は元々自分の肖像画を掲げることに反対だったと】
http://www.asyura2.com/0406/idletalk11/msg/1289.html




☆EU戦闘部隊、20か国で発足合意(読売オンライン)(帝国主義の二大陣営への分裂が進む)
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/713.html

欧州連合(EU)は22日、外相・国防相合同会議をブリュッセルで開き、英仏独3か国が提唱した、緊急介入のための1500人規模の「EU戦闘部隊(バトルグループ)」創設に、加盟25か国中、20か国が参加することで合意した。

 当初は英仏独を中心とする数か国の参加と見られたが、結局、大勢が参加することになった。EU共通安保・防衛政策は大きく前進する。




☆初の選挙で有権者登録開始 サウジ、女性参政権なし 
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/704.html


☆天木直人・メディア裏読み(11月22)NHK特集に映し出されたファルージャの惨状 ほか
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/696.html

ブッシュ大統領を許すことはできない。彼は歴史に残る戦争犯罪者だ。そのブッシュ大統領にヘラヘラ笑って追従する小泉首相はもっと軽率な戦争犯罪者だ。それを支える自民党、公明党の政治家は共犯者だ。外務官僚や防衛官僚は自らの判断を放棄した熱き血のないロボットだ。そしてその小泉首相を放置している無気力、無関心な国民は自らを恥じるべきだ。

ブッシュや小泉の政策を直ちに止めさせる事は我々にはできない。しかし声をあげる事はできる。小泉首相を訴える事は出来る。小泉政権不支持の意思を表示することはできる。この歴史的な犯罪を自分は決してゆるさないと行動をとる事は出来る。それが重要なのだ。それを記録に残し自分の子や孫に言い伝えられるようにしよう。それさえもしなかったとすればその人は本当の生を生きているとはいえない。ごまかしの人生を生きているという事だ。それほど米国のイラク攻撃は不正義なのだ。後世の歴史家は必ずそれを証明するであろう。「実は自分もあの戦争は間違いだと思っていた」。後でそういったところで何になる。そういう人間が米国をここまでのさばらせたのだ。

(略)

小泉首相率いる自民党が、時代に逆行するかたちで強引に改憲を進めようとしている中で、それに抗う動きが全国で様々な形で広がりつつある。興味深いのは、憲法9条を守ろうとし、あるいは平和の重要性を訴える人たちは一様にその活動において知的水準が高く、また「法の支配」の重要性を深く考える人達である。それに比べ改憲を叫ぶ連中の共通した特徴は、歴史に学ばず、時代の流れを読めず、世界の国民の声を知らない、自分の思い込みだけで物事を断じる人たちであるという事実だ。彼らの頭にあるのは軍事力でしか国を守れないという単純な思考であり、それしか主張しようがないから勉強する必要もなければ客観情勢を考えなくてもいい。要するに、そういう人間なのだ。

(略)

日本の財界人にも聞かせる話をする人がいたことを知った。経済同友会の副代表幹事、渡辺正太郎氏が、22日付の日経新聞「領空侵犯」という中で、「わが意を得たり」と思う意見を述べていた。彼は三位一体改革の迷走について、つぎのように明快に解説しているのだ。

「・・・旧軍部がアジア大陸などで領土拡張を仕掛けたことに対し、国内経済の生産性を高めて貿易を通じて国益を図るべきだと反論したのが石橋湛山元首相の小日本主義です。主権を中央政府から地方政府に移す三位一体改革を現代版の小日本主義ととらえてもいいではないでしょうか。・・・森前首相や自民党文教族は教育水準が下がると反対していますが、戦後の成功体験にしがみつき、全国一律教育を続けることが日本の為でしょうか。学ぶ側の意識は多様になり、教師のあり方も問われている。地域間で教える中身や教師の質を問う。その結果、ここに住んでみたい、と考える人を増やす。その積み重ねが日本全体の底上げ、活性化につながります。・・・文教族や文部官僚がいうように教育費を削り必要性の小さい公共事業に資金を回す首長が出たとしましょう。その地域はやがて没落し、首長は不信任を突きつけられるまでです。地方が失敗する機会を得るのも主権の委譲。われわれは日本人である前に、地方人の自覚を持つべきです。・・・いままで日本人は十分に日本人すぎたんじゃぁないか」




☆「北朝鮮半島」? 米大統領、APECでも「迷言」連発; 米大統領、イラク戦の正当性強調「正しさ、歴史が証明」(朝日)
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/698.html

20日に小泉首相と会談後、ブッシュ大統領は記者団に「北朝鮮半島やイラクを含め、議題は広範囲に及んだ」と語り、朝鮮半島を「北朝鮮半島」と言い間違えた。その場にいた記者からは、ブッシュ政権には「韓国の盧武鉉政権が北朝鮮に同情的すぎる」との不満があることから、「大統領には韓国も北朝鮮と一体化して映っているのだろう」との解釈も。




☆社説:小泉外交 首脳相互訪問につなげたい (毎日新聞)
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/723.html



☆視点:サマワと日本 大義なき戦争の歴史的審判を恐れよ (毎日新聞)
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/730.html


☆ディーゼル車排ガス浄化装置、三井物産が虚偽データ (読売新聞)【トップシェアだったみたい】
http://www.asyura2.com/0411/hasan37/msg/768.html



☆小泉・胡会談――靖国問題を動かそう(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/736.html




☆三菱重工、地対空誘導弾「PAC3」ライセンス生産へ(日経新聞)
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/741.html

日米両国政府は次世代ミサイル防衛(MD)システムの中核装備となる地対空誘導弾「パトリオット3(PAC3)」を、日本国内でライセンス生産することで基本合意した。製造技術を持つ米ロッキード・マーチンから三菱重工業が2005年度中に製造ライセンスを受けて生産に着手、08年度から配備する見通し。日本政府はMDに予算を重点配分する新しい「防衛計画の大綱」を近く策定する。中核装備を国産化することで、新大綱の中での日米防衛産業の技術協力が動き出す。





☆米で小型機墜落、3人死亡 ブッシュ元大統領が搭乗予定(共同通信)
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/1047.html

AP通信によると、ブッシュ元大統領を迎えに米テキサス州ヒューストンに向かっていた小型ジェット機が22日朝、ヒューストンのホビー空港の南方で墜落、乗っていた3人全員が死亡した。事故当時、現場には濃い霧がかかっていたという。
 元大統領の側近によると、ジェット機はダラスからヒューストンに向かう途中で、元大統領や警護担当者らを乗せてエクアドルに向かう予定だった。
 元大統領は同国グアヤキルの商工会議所主催の会合で講演を行うことになっていた。



☆父ブッシュ氏危機一髪 搭乗直前に小型ジェットが墜落(asahi.com)
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/1048.html




☆ソウル大教授「日本による収奪論は作られた神話」(朝鮮日報)
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/1046.html

 李教授「日帝(日本帝国主義)が韓国の米を供出、強制徴収したとされているが、実際には両国の米市場が統合されたことにより、経済的『輸出』の結果だった」

 客観的数値で見ても、奪われた土地は10%に過ぎなかったと説明している。李教授は韓国の歪曲された教科書で学んだせいか、反日感情の根がかなり深くなっていると話した。

 李教授「私たちが植民地時代について知っている韓国人の集団的記憶は多くの場合、作られたもので、教育されたものだ」

 こうした主張について市民団体は植民地状況自体が不法であるという点を見過ごしていると反発している。






☆青年よ大志を忘れるな!
http://www.asyura2.com/0406/dispute19/msg/692.html
投稿者 考察者K

 現在、日本にまとわりついている閉塞感の原因はどこにあるのだろう?
Kは大きな要因の一つは「青年男子が大志を忘れてしまったことにある」と思う。

(略)

 「最近の男子は情けない」と云われ出してから結構な時間が経つが、その傾向は変わらないというか加速度的に進んでいるような気もする。最近のトレンドは自己主張の出来ない男性である。

 「優しい」「おとなしい」「物わかりが良い」というような人を育てようと云う教育があり、実際にその様な男子が増え続けている。その結果「創意工夫」「自己主張」「雄々しさ」という面が退化してのではないだろうか。

 時には「強引さ」が必要な時もある。「自己主張」をしなければいけない事もある。「遠慮」が悪い結果に繋がる事もあり。「思いやり」が決定的破滅に繋がる事だってあるのである。

 程度の頻度の問題はあるかもしれないが、ほとんど全ての場合で「自己主張」できなくなって、最終的には的には「切れる」という現象になる、その時には火山の大噴火である。あらゆる鬱憤、不満が発露した結果の「自爆テロ」である。

 少子高齢化社会が問題視されている。理性が野生を制御している面もあるだろうし、男性が自己主張しない面もあるだろう。科学的対処によって出産をコントロールしなければ家庭経済が苦しいと言う面も勿論あると思うが、大きな原因の一つに「男性の遠慮、自己主張の欠如」はあるはずである。

 「自己主張」が出来なくなったのには別の意味もある。「自分で物事を判断するのが苦手とする傾向」「ある物を有るがママに受け入れる傾向」「決まったレールへの安心感を好む傾向」などという人間が本来的に持つ、安定志向である。一度これに填り込むと「何の変化も求めない(それが楽だから)」結婚も子作りも出来るだけ先送りになる。これは「遠慮」とは逆に「自己主張を発露しない、自己主張(一種のワガママ)」とも云えるが、「言論中枢に退化が生じてしまい、自分の考えを言葉に変換できなくなり、与えられた仕事を決められた方法でしか出来なくなる傾向」を感じる。無賃金の労働時間が増えても「上が決めた事と自分の判断を放棄して受け入れられる限りは全く不平を漏らさず。一線を越えるといきなり過労自殺」に走ったりするのだろうと思う。

(略)


 過去の歴史は国家が国家が扱いやすい国民を育てる方向で流れてきた。しかし、今日、それは行き詰まりを見せ始めている。こんな状況の打開には一部の人の考察では厳しい所まで来ている。しかし、時代を逆行するのも間違っているだろう(今よりはマシかもしれないが)。もしも、進歩する方向で進ならば、多くの人が「自分の意見を(創造的意味合いに、前向き思考で)云える社会」にする必要があるだろう。
今一番大切なのは「国民一人一人が自分の主体性を持って、他人任せにしないでアイデアを出す事である」とKは考えている。現在それ(主体的にアイデアを出せる人)を実践できる人はそれを「自分の金儲け(犯罪も含む)」にのみ使用する傾向にある。
これでは、いつまで経っても進歩はないだろう。






☆中国と日本で膨らむ対立:深海からの脅威[南ドイツ新聞/CHANCE ! Forum]
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/742.html

「こうした争いが特に大きな注目を集めるのは、ここ数年、日本と中国の間で真の話し合いが──少なくとも首脳レベルでは──なかったためである。これまで、小泉氏が首相になって以来の時期ほど関係が悪化したことはほとんどなかった。同首相は極右の支持票に配慮して、3年前から毎年、靖国神社に参拝している」・・・

「日本がその最も重要な近隣国である中国との関係をおろそかにしていることは、この地域のあらゆる重要な問題に影を落としている。北朝鮮の核問題の解決に向けた話し合いに成果をもたらすには、北京と東京のより緊密な協議が必要であろう。また、アジアの経済統合もこの主導権争いに苦しんでいる。両国は、共通の将来プランを展開する代わりに、それぞれ別個にアセアン諸国に取り入っている。対話の欠如と緊迫化する対抗関係という背景のもと、今回の潜水艦事故は、両サイドの扇動家にとって歓迎すべき論拠を提供している〔終〕」



☆中国主席 靖国参拝を直接批判【東京新聞】
http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/796.html

チリ訪問中の小泉純一郎首相は二十一日夜(日本時間二十二日朝)、サンティアゴ市内のホテルで、中国の胡錦濤国家主席と会談した。胡主席は「日中間の政治的停滞は、日本の指導者の靖国神社参拝が原因だ」として首相の靖国神社参拝を批判するとともに、参拝中止を求めた。首相は戦没者の追悼と不戦の誓いのために参拝していると従来の考えを伝えた。胡主席が直接的な表現で首相の靖国神社参拝を批判したことはなかった。

 胡主席は日中関係について「歴史を鑑(かがみ)に未来に向かうことを希望する。歴史は避けて通れない。現在の中日関係の政治停滞と困難は、日本政府指導者の靖国参拝が原因だ。適切に対処してほしい」と述べた。さらに胡主席は「来年は反ファシスト勝利六十周年の敏感な年だ」と強調した。胡主席は過去二回の小泉首相との会談では、間接的な表現で靖国参拝を批判していたが、「靖国神社」という言葉を明言したのは初めて。